<お役立ちメニュー>礼金も大切ですが敷金の使われ方にも注意しようブログ:03月24日
今まで順調に育っていた6ヶ月になるむすめが
突然全く母乳を飲んでくれなくなったのは、
去年のお正月のことでした。
おっぱいを吸うどころか
「ギャーギャー」とかんしゃくを起こした様に泣き出し、
そんな日が2日も続いていました。
お正月という事もあり、
かかりつけの産院も開いておらず、
知り合いの紹介で藁にもすがる思いで
車を60分走らせ、助産院に行く事になりました。
行ってみてびっくり、
その助産院の助産婦さんは、
八十八歳のおばあちゃんだったのです。
泣き叫ぶむすめを僕の隣りに寝かせ、
母乳マッサージをしながら、
ゆっくりとした口調で僕に話しかけてきました。
「この子は何でこんなに泣いているのかわかるかえ?」
「たぶん、腹がすいているのだと思うのですが…」
「あんた、2日前、ごはん何食べた?」
「えっ、ごはんですか?」
変な質問するなぁ…と、
僕は疑問に思いましたが、助産婦さんは続けました。
「母乳はな、血液なんよ。
だから、ママが食べた物がエネルギーになり血になるんや、
それが母乳になり、赤ちゃんのごはんになるんよ。
ママがみかんを食べ過ぎれば、オレンジ色の母乳が出るし、
カレーライスを食べれば、カレーライス味のまずい母乳になるんよ。
赤ちゃんは、おいしい、おいしくないが分かっているんよ」
その言葉に、僕は全身が凍りつきました。
確かに僕は2日前カレーライスを食べていたのです。
まさか、たった一度のご飯で
2日間もむすめを苦しめていたなんて…
母乳マッサージを終え、
泣き叫ぶむすめを抱き母乳を飲ませました。
あんなに嫌がっていたのに、
僕の目を見ながら、
むすめは腹がぱんぱんになる位おっぱいを吸い、
すぐにすやすや眠り始めたのです。