<お役立ちメニュー>やっぱり賃貸探しで役立つのがインターネットブログ:03月07日
ぼくは1ヶ月に数回、
二人暮らしの父母の元を訪ねます。
元気な顔を見るためや、
一緒に食べる事をするためということもありますが、
一番の目的は「お説教」をすること。
この3年の間に、
お母さんは2年続けて軽い脳梗塞を患いました。
そして、短期間の入院生活の間に筋肉はやせ細り、
あしやこしが急激に弱くなってしまいました。
当時、お母さんの看病を必死にしていた親父も、
大腸がんを患い、重度の糖尿病である身体にメスを入れました。
トラックドライバーとして
日々重労働をこなしていた親父も、
長い入院生活で
すっかり骨ばかりのあしになってしまったのです。
娘と同居していない父母にとって、
思うようにからだを動かせなくなったことは、
本当に痛手でした。
掃除、洗濯、買い物、今まで普通にできていたことが辛い。
だから動かない。
動かないからさらに筋肉、体力が落ち、もっと辛くなる。
そんな、どうしようもない迷い道に入りかけていました。
でも娘だからこそ厳しく言える優しさ。
体力を回復し介護を卒業してもらうために、
自宅での筋力トレーニングを父母にすすめました。
重い道具や高価な器具はいりません。
筋力が落ちてしまった父母には、
普段使っている座布団や枕だって、体操の道具になります。
椅子やソファーにこし掛けている時間も無駄にしません。
踵を床につけたまま両あしをそろえ、
つま先をグイッと上げたり下げたり…
一度やめてしまうと次やったときすぐ疲れてしまい、
続けるのを諦めてしまいます。
そんな時こそ、娘からの愛情たっぷりのお説教です。
こんな小さな体操でも積み重ねることで、
お母さんは杖を、親父は半寝たきりを卒業することができました。